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東西南北

2006年5月10日(水)

 連邦警察は八日、ペレイラ元PT事務局長にビンゴCPIで証言するよう通達。喚問は十日午前十一時に開始予定。
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 サンパウロ州タトゥイー市の刑務所は三月末に発生した暴動以降放置され、無法状態が続いている。脱走用のトンネルが二十五本も掘られ、服役者らが次々と脱走。トンネルの出口をふさぐため刑務所の周囲は土砂が積み上げられた。監房内の衛生状態も最悪で、肺疾患や皮膚病がまん延。現在三十四人の服役者の移動が済み次第閉鎖すると州保安局。
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 サンパウロ州ジュンジアイー市の学校の校庭で五日、少女二人とロシアンルーレットで遊んでいた十四歳の少年が頭を撃ち抜き、病院に運ばれたが重体。少女らは拳銃を茂みに捨てて現場から逃げ出したが、翌日午後逮捕された。銃を拾いに行った少女の夫(17)が現在姿をくらましている。
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 サンパウロ市メトロ2号線のアナローザ駅とイミグランテス駅の間でシャカラクラビン駅が九日朝に開業。一日四万人が利用する見込み。同駅は将来5号線と接続する。
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 保健省は、治療効果があるとして鍼灸やオメオパシー、植物療法を統一医療システム(SUS)に正式療法として採用を決定し、官報で四日公示した。全国の十九州都と二三二都市で十九日、同治療が一斉に実施される。治療費が廉価になることで、低所得層への普及を保健省は期待している。患者は経済状態に応じて、自分にふさわしい医師と治療法を求める。これで廉価の治療法も日の目を見る。また薬湯療法のように歴史的に効果のあった治療法もあるため、科学的根拠だけで治療方法の是非は断定できない。