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ヴァリグ再建案承認される=分割し、1社を競売で売却
2006年5月11日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十日】推計七〇億レアルの負債を抱え現在再建手続き中のヴァリグ航空の債権者らは九日、同航空と組合代表が合意した、会社を分割し一部を競売にかける提案を承認した。競売は早ければ六十日以内に実施される見込みで、競売まで同航空が営業できるよう社会経済開発銀行(BNDES)が一億ドルのつなぎ融資を行う。
承認された提案は、二つの分割モデルからなる。一つはヴァリグ・オペラソンエスとヴァリグ・ヘラシオナメントに分割するもの。国内線と国際線の運行を担当するオペラソンエスは債務を負わず、最低価格八億六〇〇〇万ドルで競売にかけられる。ヘラシオナメントは航空券販売やマーケティングなど顧客関係の業務を担当しつつ、負債の処理と会社再建を継続する。
もう一つはヴァリグ・ヘジオナルとヴァリグ・インテルナシオナルに分割。国内線を運行するヘジオナルは負債を抱えず、最低価格七億ドルで競売に出され、インテルナシオナルは国際線を運行しつつ、負債の処理と再建を続ける。どちらのモデルで売却されるかは競売価格で決められる。
「提案の承認は再建に向けた貴重な前進」と同航空ボッチーニ社長は評価するが、新会社の負債処理がうまく進まない場合、債務を負わないとされる新会社が債務を引き受けるリスクも指摘されており、入札にどれだけの企業が参加するか今後の動向が注目されている。