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インジオ語3つを公用語へ=全国初、メニューも4種類に=アマゾナス州
2006年5月12日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】全国で初めてインジオ語を公用語として採用する準備がアマゾナス州で進められている。マナウス市から八五八キロのサン・ガブリエル・ダ・カショエイラ市で、ブラジル語(ポルトガル語)のほか三つのインジオ語が公用語となる。
同市は人口二万九九〇〇人、このうち七三・三一%がインジオで、インジオ市民の割合は国内で最高となっている。公用語となるのは、まずニェーエンガツ語で七〇〇〇人が日常使用している。これに五〇〇〇人が使用しているバニヴァ語、さらに四〇〇〇人の日常語のトゥカノ語となっている。
市内ではこのほか十九に上る別のインジオ語が話されているが、使用度の高い三つの種族語が選ばれた。インジオ語を公用語として採択することは二〇〇二年の市議会で決議されたにもかかわらず実施がないがしろにされてきたが、今回ようやく実行の運びとなった。
これにより学校では国語を四種類習うことになる。さらに官公庁、商店、銀行など全ての施設が四つの言葉による表示を義務付けられる。レストランのメニューも四種類必要となるが、従業員は今までも、さまざまな言葉を使い分けてきたので別にとまどうことはないという。公務員の採用試験など公的機関の言語は、四つの言葉の中から選択できることになる。
市教育関係者やインジオ保護団体は、インジオの伝統文化継承の一環になると歓迎している。