2006年5月12日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】十四日の「母の日」に向けてサンパウロ州の花販売の大手オランボラ産業組合は出荷作業に追われている。
昔から世界中でカーネーションに代表される母の日の花のプレゼントは感謝の表れとされ、ブラジルではクリスマスとお盆に並ぶ売れ行きとなっている。同産組には花栽培どころのオランブラ地区のほか、アチバイアやイビウナ地区のものが集荷され、今年は一四〇〇万本の販売が見込まれている、これは昨年の一二%増となる。
国内での一番人気はバラで、売り上げの二〇%を占め、赤色が愛情のシンボルとなっていることから例年人気を博している。今年の目玉は青色のバラで(正確には藤色)他の新しい十品種とともに話題を呼ぶと期待している。今年は品種改良で長持ちさせるのを主眼として鉢もので九日から十四日間、開花を持続させるようにしたという。今年の価格は昨年より二〇%高いと予想されている。