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母の日商戦に総力結集=各商店があの手この手=関係筋は弱気の販売予想

2006年5月13日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】十四日の「母の日」に向けて各商店は商戦の総決算として今日から明日にかけて総力を結集している。母の日商戦はクリスマスを含む年末商戦に次ぐ、いわゆるかき入れ時で、商店の肩入れは計り知れないものがある。最後の秒読みに入っても客の気を引くべく、あの手この手をこらしている。
 全国の買物のメッカとして知られるヴィンテ・エ・シンコ・デ・マルソ街(通称三月二十五日街)では、十三日は平常の人出より一〇%多い五〇万人の客が繰り出すと予想、その対応に余念がない。十四日は三〇%相当の商店が午前九時から午後二時まで営業し、母へのプレゼントを買いそびれた客を待ち受ける。
 同街の商店は日用品や輸入品が安く手に入ることで有名で、母の日の商戦は子供の日と並んで活況を呈する。商店連合会では商戦の今年の売上げは昨年比一〇%増になるとみている。
 いっぽうで女性衣料専門店として定評があるボン・レチロ商店街では平日七万人の人出で賑うが、母の日の商戦は二〇%増となり、年末商戦の様相を呈している。また、買物の穴場として人気を博しているサンパウロ市中央市場内で催されている第一回民芸展で、装飾品、カーペット、ふとん、絵画、ハンドバッグ、衣服類が販売されている。
 ショッピングセンターでは今日、午前〇時まで営業することが可能で、一部では買物客にプレゼント提供のサービスで客寄せを行っているところもある。インテルラゴでは明日、ショーを開催するほか、買物額により壁掛時計を進呈する。セントラル・プラザでは色彩付カン、フレイ・カネカではグスタボ・ロザ画家の絵入り湯呑茶碗が贈られる。ショッピング商店協会では今年は昨年対比一〇%の入場者で、売上げは五%から七%増になると踏んでいる。
 しかし関係筋では今年の商戦はそれ程期待できないとの見方が強い。サンパウロ市商業協会が一月から四月までの統計を分析した結果、五月は昨年同月比四%から五%増にとどまると予想している。またサンパウロ州商業連盟が六日から十日にかけて二〇〇人の商店主や企業家を対象に調査したところ、母の日の商戦は昨年比でわずか一・三%増になるとの低い予想率だった。昨年は前年比四・六%増だった。
 この理由として市民のほとんどが月賦などの債務に追われ、新規購入の余裕がないことを挙げている。四月に行われた世論調査では六一%が債務があると答えた。ただ、クレジットローンの長期化がかろうじて販売増加を後押ししているという。

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