2006年5月19日(金)
台湾コロニアの有力者、張勝凱さん(65)が十四日午前六時、心臓発作のためサンパウロ市内のホテルで倒れ、死去した。台湾大学・東京大学卒業。日伯両語に堪能で、日系人が台湾コロニアのイベントに参加する時には、橋渡し役にもなった。 国民党政権を逃れて、ブラジルに移住。化学関係の企業家として活躍した。客家センターや台湾系禅宗「ZU LAI」の建設に尽力。台伯通商協会(九六年創立)の初代会長を務めた。
台湾行政院新聞局の張永賢さんは「張さんは資産家だったけど、コロニアに愛着を感じている人だった」と故人の冥福を祈った。