ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 夜通し文化祭へ150万人=襲撃事件の悪夢忘れる=サンパウロ市

夜通し文化祭へ150万人=襲撃事件の悪夢忘れる=サンパウロ市

2006年5月23日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】サンパウロ市内で二十日から二十一日にかけて、サンパウロ市主催の「夜通し文化芸術祭」が行われ、推定一五〇万人の市民が繰り出した。
 昨年十一月に続く第2回目の開催で、二十日午後六時に始まったアニャンガバウー広場でのショーを皮切りに二十一日午後六時までのマラソン公演が、都心部の七カ所の特設舞台を中心に、各地域を含め六〇〇もの催し物が公開された。
 PCCの一連の襲撃事件で開催が危ぶまれたが、カサビ市長の決断で挙行された。一週間人通りが途絶えていた各会場は群衆で溢れた。お祭り好きな国民性を反映、悪夢のような騒動を忘れた如き様相を呈した。カサビ市長は演説で、サンパウロ市民が暴力に屈しないという勇気を誇示したと賞賛した。
 参加した市民は恐怖心(夜の外出に)はあったものの、一週間外出せずに家の中でテレビを観ていたため、ウサ晴らしに出てきたと語っていた。