2006年5月23日(火)
二十二日午前九時半すぎ、リベルダーデ区のグロリア街とコンセリェイロ・フルタード街の交差点でトラック同士が衝突する事故があった。一台が横転し、積荷のガスボンベが通り沿いの自動車修理店に飛び込むなど、一歩間違えば大惨事になりかねない事故だった。運転手は足や首を負傷し病院に運ばれたが、死者はいない。
事故を起こした二台のトラックのうち、一台は酸素ガスのボンベを、もう一台は小麦粉を積んでいた。ガスを積んだトラックがグロリア街を登ろうとしていたところ、フルタード街を南下してきたもう一台が後方側面に衝突した。トラックは衝撃で横転して交差点横の店にぶつかり、大小十数本のガスボンベが店内に飛び込んだ。
原因は信号無視と見られる。事故に巻き込まれた人はいなかったが、交差点は一時封鎖。電気バスも止まり、騒然としていた。
事故の起きた交差点は信号機の標示が複雑で、また交差点へ入るところが坂道であるために加速する車が多い。さらに、フルタード街からの見通しも悪いため、「昔から事故がよくあった」と、近所の住民は口をそろえる。ただ、これほど大きな事故が起きたのは今回が初めてだという。