2006年5月23日(火)
二回目を迎えた文協文化祭り。大・小講堂から体育館、駐車場まで、文協ビルのいたるところで催しが開かれていた。ガルボンブエノ街をふさいで催しを行うのは初めてではないだろうか。年に一回でなく、あのにぎわいが頻繁にあれば、リベルダーデの再活性化にもつながるかも、というのは望みすぎか。望みついでに言えば、祭り当日は日曜日。せっかく東洋市が開かれているのだから、協同して何か企画するというのも面白かったのでは。
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奈良県人会は今週末、「母の日」を祝う会を催し、席上、母県からの敬老祝い金を伝達する。今回が最後だという。日本の財務省は、〇五年度予算編成に際し、地方交付税の中から祝い金を割いてはダメ、と通達を出していた。奈良県はこれにしたがい、打ち切りを決めたものだろう。もし、今後、ブラジル在住高齢者に祝い金を支給する県があるとすれば、そこは県自体が財源をひねり出す奇特な県といえる。
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読売新聞によれば、帰伯逃亡デカセギ問題に関して、日本政府はブラジルと犯罪人引渡し条約を締結するための検討に入った。「外務、法務、警察の三省庁は、年内にもブラジルとの交渉に入りたい考えだ」と伝えた。日本から逃亡したブラジル人容疑者は〇〇年には二十七人、〇一年は三十八人、〇二年は三十九人、〇三年は五十六人、〇四年は七十一人、〇五年は八十六人と急増している。昨年末に日本人被害者らが訴えをはじめ、いよいよ政府レベルの動きになった。さて、ブラジルでは。