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マスピへの電気供給停止=7年間で350万R$滞納=サンパウロ市
2006年5月25日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】世界でも知名度の高い美術品を収蔵し、サンパウロ市の観光スポットになっている、パウリスタ大通り沿いのサンパウロ美術館(MASP)が、電気料金未納のために電気の供給を止められ、閉鎖の憂き目にあった。
電力配給会社のエレトロパウロによると、過去七年間に及ぶ料金滞納は三五〇万レアルに上るという。
同社は美術館ということで便宣を計りたいものの、公社から民営会社に移行した現在、営利を目的としており、滞納者には供給を止める方針は変えられないと説明している。
美術館側から供給継続の要請があったが、具体的な返済計画が示されなかったことから応じず、何らかの措置がとられない限り、供給停止は無期限に及ぶとしている。
建物の所有者はサンパウロ市役所だが、カサビ市長は美術館内部の問題だとして静観を決めこんでいる。
美術館は近年入場者が減少し、財政圧迫に直面していた。折しも先週からエドガー・ドガ(一八三四―一九一七)展が開かれ、海外の有名美術館から絵画を借り受けている。関係者は空調が作動しないことで、絵画の保存を危惧している。