ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
仮に所得が増えたら…?=一般家庭の家計は火の車
2006年5月26日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】国民の大半は借金に追われ、家計は火の車の様相を呈しているが、仮に今、所得が増えて余裕ができたら何をするか?
コンサルタントのラチン・パネル社が国内八二〇〇家庭を対象調査したところ、二六%が家屋の修理を挙げてトップとなった。次いで二五%が買い物に出掛けるとして日頃買いたい物があっても辛抱している心情を吐露した。借金を返済するが一五%、貯金するが一二%、家を建てるが九%だった。
何を買いたいのか?では家庭電化製品が二八%でトップ、次いで順に家具(二五%)、食料品(二四%)、衣料品(一二%)、電気製品(一〇%)だった。買い物の場所は三カ所以上を回るが七七%を占め(二〇〇一年では六一%と一カ所で済ますのが多かった)、製品のブランドにこだわらず安価に走る傾向にある。
この背景には新製品が次々と誕生し競合が激しくなり、購買者が選択できる立場になったことが挙げられる。〇四年には九五〇〇もの新製品が市場に出回り、現在もこの風潮が継続されている。
調査は、一般家庭は所得以上に支出が多いことも挙げている。国民の月平均所得一三三七レアルに対し、支出は一三七八レアルと三%の赤字になっている。支出の内訳は食費が二一%、住居費が一七%、交通費が一一%、公共料金が一〇%、保健衛生が六%となっている。
こうした状況下でスーパーなどは、いかにコストを下げて安く売るかが課題となっている。メーカーとの協調路線でコストダウンや支払い期限の延長などを図っているスーパー業界では、過去二年間で売上数量はそこそこ増加したものの、〇五年の売上金額は前年比〇・九%増と横ばいとなった。