ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
PCC弁護士を現行犯逮捕=悪事はここでと国会を侮辱
2006年5月27日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】銃器密売CPI(議会調査委員会)に召喚され、証言を求められたPCCの顧問弁護士のクーニャ氏が二十五日、国会侮辱罪の疑いで委員会で現行犯逮捕された。
弁護士は手錠をかけられ国会警察局に連行されたが、直後に連邦裁判所の出頭に応じる旨の同意書に署名して釈放された。
同弁護士は連警がCPIに提出した調査内容のコピーを購入し、PCC幹部に流した疑いで取調べを受けている。このコピーが流れたことで、PCC幹部がサンパウロ州で十二日から始まった一連の襲撃事件を指令したとみられている、コピーを作成した国会職員は売買の事実を認めたが、同弁護士はこの日も容疑を否定した。
CPIの委員が同弁護士に対し、PCCに所属して早く悪事を覚えたと発言したのを受けて「悪事はここ(国会)で覚えた」と回答したことが国会侮辱罪と判断された。弁護士は〝ここはブラジル〟の意味だと釈明したが聞き入れられなかった。同弁護士はもう一人のPCC所属の女性弁護士とともに引き続き連警の取調べを受ける。