2006年5月27日(土)
政府は二十五日、次回収穫と家族農業生産者への融資や債務返済先送りなどに向けた、総額七五〇億レアルに上る農業部門の支援策を発表。「道路封鎖に戻る」とパラナ州の農業生産者らは不満を表明。
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ダッタフォーリャの調査で、レンボサンパウロ州知事を「最高・良い」と評価する人の割合は一〇%であることが判明。同じくカサビサンパウロ市長も一〇%で、一九八六年の調査開始以来最低を記録。セーラ前市長(四月六日時点で四二%)と好対照をなした。
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拳銃強盗はよかったが、相手を間違えたのが運の尽き―。サンパウロ市北部マージナルチエテにかかる橋の上で二十五日夜、四人組の男が銃を突きつけて夫婦を襲ったが、非番だった軍警の二人は反撃、二人を射殺した。逃げる途中のもう一人をパトカーに乗った軍警が射殺、一人は逃亡。警官にけがはなし。犯人二人の身元は不明。
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サンパウロ市議会は二十四日、運転中のドライバーの喫煙を禁じる条例案を可決。罰金は八五レアル。弁護士らは憲法違反と反対。カサビ市長が裁可するかどうか注目される。
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NHKでおなじみのDirecTVとSkyの合併が、公正取引委員会(Cade)に認められた。新名称はSky・Brasilとなり、BS(衛星)放送で九七%、ケーブル放送や超短波(MMDS)などの有料放送で三二%の市場を握る。サッカーW杯など数々の独占放映権を有するが、受信料は他社に合わせ全国均一とするよう義務つけられた。地方都市のほとんどで有料放送は同社独占となった。合併によって不都合なのは、番組の選択幅が制限されること。