2006年5月27日(土)
パラナ日伯文化連合会の歌謡部では、毎年八つの大会が開かれている。以前はロンドリーナ、マリンガ、クリチーバの三都市だけだったが、地方の文協で行うように変更した。すると、各地団結して会館を整備するなど、地域の活性化が図れたそうだ。来社した西森ルイス会長もその効果を強調していた。中心だけでなく、地方からの盛り上がりを図る手法として、見習うところは多い。
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沖縄を「エタノール特区」にする動きが浮上している。在日米軍再編にともなう沖縄振興策の一環として、地元産サトウキビからバイオエタノールの製造、輸入を進める計画だ。現在、環境省が宮古島、伊江島などで実証実験を開始、公用車などで利用しているという。一方、商用化のめどが立っても必要なエタノールは輸入主体の見通しとの報道もあり、「エタノール先進国」のブラジルがどのように関わっていくか注目されるところ。
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ブラジル人が人口の一割以上を占めることで有名な群馬県大泉町にあるショッピング、ブラジリアン・プラザでは、ドイツW杯のセレソンの試合を一緒に観戦するために会場の開放を検討してきたが、止めることになった。これを報じた東京新聞によれば、試合開始時間が午前四時ごろ(日本時間)になるため、「近隣住民に迷惑がかかる恐れがある」との判断。〇二年の日韓大会時には四百人以上もあつまったとか。まあ、観戦中に騒ぎすぎて「仕事を休む」とかいったら工場の担当者はいい顔しないだろう。