2006年5月30日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】サッカーの祭典であるワールドカップが六月九日から一カ月間の予定で開幕する。初日は地元ドイツ対コスタリカが皮切り戦となり、決勝が行われる七月七日まで熱戦が展開される。
ドイツとの時差が五時間(ブラジリア時間)のためテレビ中継は朝のカフェーや昼食、あるいは英国式のお茶時間となり、就業時間と重なるため、企業や商店などは営業時間の調整に大わらわとなっている。とくにブラジルは六度目の栄冠をかけており、優勝候補ナンバーワンと目されていることから国をあげての応援となる。
ブラジルが属する予選Fグループは十二日午前十時の日本対オーストラリアを皮切りに、十三日午後四時からブラジルが登場、クロアチアと相まみえる。十八日午後一時からブラジル対オーストラリア、これに先立ち午前十時からは日本対クロアチア、二十二日午後四時からブラジル対日本、同時にクロアチアとオーストラリアが対戦する。
ブラジルが予選を一位で通過すると八強戦が二十七日正午となる。(二位の場合は二十六日正午)。準々決勝は七月一日午後四時、準決勝は七月五日午後四時、(三位決定戦が八日午後四時)、決勝が九日(日曜日)午後三時となる。
センサスの世論調査でブラジル人の七九・八%が優勝を信じ、ブラジルを除く三十一カ国の代表監督全員が優勝候補ナンバーワンにブラジルを挙げている。
人気トップのロナウジーニョ・ガウーショはベストコンディションだが、エース、ロナウドの足の故障とFWのアドリアーノの不調が心配材料となっている。