2006年5月31日(水)
広島県内にあるサンバ・グループ連合、「ウニードス・ホーザ・デ・ヒロシマ」が同県東部の福山市で二十、二十一の両日に開催された「福山ばら祭り二〇〇六」に初参加、サンバのリズムを響かせた。
戦後、市民のばら植栽から始まった同祭は、今年五十回を数え、市制施行九十年目の節目を迎えた。パレードには、市民や国内外の計四十団体・二千四百人が参加、人出は二日間で過去最高の約八十四万人を記録した。
同連合は、県内にある三つのサンバ・チームを中心に今年始めに結成、四十人のブラジル人を含む約百二十人で構成されている。
バテリア、山車、パシスタ(羽根の女の人)やマラバリスタ(パンデイロの曲芸師)などが本場さながらのカーニヴァルパレードを披露した。
沿道を埋め尽くした観客からは声援が上がり、メンバーたちも笑顔で応えていた。
同県呉市にあるブラジル人支援グループ「ワールドキッズ」からの参加者らは、「また参加したい」とパレード後に話し、地元でもチームを作ろうと盛り上がりを見せていた。