2006年5月31日(水)
外務省は十五日、二〇〇五年度の海外在留邦人統計を発表した。昨年十月一日現在でブラジルに居住する邦人総数は六万五四九二人(うち永住者は六万三七二五人)で、〇四年同期から約三千人(四・四六%)減少した。
国別でもっとも多いのはアメリカ合衆国で三五万一六六八人、二番目が中華人民共和国で一一万四八九九人。ブラジルは三番目。その九五%以上は永住者だ。一方、一位のアメリカでは永住者は六七%、中国ではそのほとんどを企業駐在員、留学などの長期滞在者が占める。
都市別ではニューヨークがもっとも多く、五万九二八五人。サンパウロは一万五四五四人で十番目。前年より約四〇〇人減少している。
ブラジル国内の総数六万五九四二人のうち、最も多いのはサンパウロ総領事館管内で五万四二〇八人。以下、クリチーバ(三六八四人)、リオデジャネイロ(二四六一人)、ベレン(一七三九人)、マナウス(一一四二人)、レシフェ(一一〇三人)、ブラジリア(八六六人)、ポルトアレグレ(七三九人)と続く。
ブラジル在留邦人の数は〇三年の統計では七万七八一人。昨年、今年と二年連続で減少した。一方で長期滞在者の数は前年より一〇一人増えて二二一七人だった。
その他、南米各国での在留邦人数は次の通り(カッコ内は永住者数)。
アルゼンチン=一万一九一七人(一万一三五八)、パラグアイ=三六九四人(三三九一)、ボリビア=二八八三人(二五八六)、ペルー=一七三四人(一三一一)、コロンビア=一〇四七人(七八二)。