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「美展」審査=高田さん金賞=入選作品など130点=7月6日から一般公開

2006年6月2日(金)

 「美展2006」(グルポ美会主催、文協後援)が七月六日から十五日まで、文協ビルで行われる。これにさきだって公募作品の審査が去る五月二十六日行われ、高田ミルトンさんが金賞を受賞した。テーマは自由だった。高田さんはサンパウロの美術大学卒業。世話人の砂古友久さんによれば「昨年の美展で発表した政治世相の風刺的表現の油彩大作による銀賞受賞に続く快挙」。審査には近藤敏、中島岩雄、金子謙一、三浦義幸、豊田豊の五氏があたった。
 今回の受賞は、高田さんのほか、銀賞は徳満悦子さんとリジア・クリスチーナさんの二人、銅賞は多菊フミさん、ヂルセ・アマウンフォートさん(水彩)、スエリ・パルミエリさんの三人、佳作は六人で脇坂グラシエーラさん(水彩)、服部葉子さん、菊池由美子さん、レジーナ・スチルマンさん、マリア・アントニオ・ペドロさん、チヨコ・エリザベッテ・ザカピさん。
 一点入選一点落選、および二点とも入選は、六十七人の合計百十八点。展示は、これら入選作品のほか、五人の審査委員と、ここ数年開催の「文協具象画展」および昨年の美展での金賞受賞者らベテランの無審査作品、合わせて百三十点くらいである。
 展示会イナウグラソンは貴賓室と大講堂で七月五日午後七時から。展示一般公開は六日からで月曜~金曜正午~午後五時半、土、日曜日は午前十時から午後五時半。最終日(十五日)のみ午前十時~正午。