2006年6月2日(金)
W杯や他日系団体との調整不足で日程が二転三転した県連主催の「日本移民九十八年開拓先亡者追悼法要」が六月十九日に行われることを受け、松尾治県連会長、仏教連合会の佐々木陽明会長、大江田晃義仏連事務次長が先月三十一日来社、コロニアに参拝を呼び掛けた。
今年は初めて、高齢者(介添人含む)を対象にバスを三台準備した。
「今までイビラプエラ公園の先没者慰霊碑に参拝されたことのない方に是非、利用してもらいたい」と松尾会長は呼び掛けている。
仏教連合会の佐々木陽明会長は、「慰霊碑はブラジル移住者全体を追悼したもの。百周年を直前に控え、先人の苦労に思いを馳せてほしい」と話している。
前日十八日には、サンゴンサーロ教会での慰霊ミサ、同十九日午後には、文協大講堂で大法要が行われる。
【慰霊ミサ】日時=六月十八日午前十時五十分、場所=サンゴンサーロ教会(ジョン・メンデス広場)
【日本移民九八周年開拓先亡者追悼法要】日時=六月十九日午前十時、場所=イビラプエラ公園内日本移民先没者慰霊碑(日本館前)、導師=佐々木陽明師(ブラジル仏教連合会会長)、主催団体=ブラジル日本都道府県人会連合会、移動バス=文協前を午前九時に出発する。介添人を含む七十歳以上の高齢者を対象に、先着順に約百二十人を受け付ける。申し込み先は県連事務局(11・3277・8569)
【日本移住者入植九十八周年記念開拓先亡者追悼大法要】日時=六月十九日午後一時半、場所=ブラジル日本文化協会大講堂、導師=佐々木陽明師(ブラジル仏教連合会会長)、法話=采川道昭師(曹洞宗南米国際布教総監)、主催団体=ブラジル仏教連合会、ブラジル日本文化協会、釈尊讃仰会、ブラジル仏教婦人連盟、ブラジル日本都道府県人会連合会。
追悼法要中、献花、献茶が行われる。持参された位牌、過去帳は祭壇に安置し、お勤めが行われる。出席者には、お供物の餅が配布される。