2006年6月3日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】十月の大統領選挙に向けて調査機関のIBOPEが世論調査を行ったところ、現職のルーラ大統領が第一次投票で四八%獲得し、有力対抗馬のアウキミン前サンパウロ州知事を抑えるとの結果が出た。決選投票でも五三%対三一%で再選を果すとの世論となった。
調査はテレビ・グローボ局の委託を受けて五月二十八日から三十一日にかけて、一四〇都市の二〇〇二人を対象に、仮に今選挙が行われたらの想定のもとに行われた。
今回の調査で注目されたのは、ルーラ大統領が固執しているブラジル民主運動党(PMDB)との連立政権の影響で、支持票は連立してもしなくても変わりがなかった。アウキミン候補は連立しない場合は一ポイント引き上げた。
ルーラ政権の評価は五八%が良いとし、三六%が不評(前回三月の調査では五五%と三九%)だった。
他候補ではエロイーザ候補(自由社会党=PSOL)が五%で三位に浮上、シモン候補(PMDB)とエネアス候補(国家再建党=Prona)がそれぞれ二%、ブアルケ(民主労働党=PDT)およびエイマエル(民主キリスト党=PDC)両候補が一%づつだった。