2006年6月7日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】いよいよ九日の開幕となったサッカーのワールドカップでいやが応にもムードが高まっている。市内の街路ではブラジル国旗が描かれ、黄色と緑の飾り付けが張りめぐらされ、各家庭の窓や玄関に国旗が掲げられている。これらは各地区の住民が金を出し合って応援合戦を繰り広げているものだ。
こうした中で市交通局ではブラジルの試合日に六〇〇人の特別パトロール隊を動員し、交通整理に当ることを取決めた。
とくに初戦の十三日(火曜日)と日本戦の二十二日(木曜日)はともに午後四時試合開始のため、正午からラッシュになるとみている。しかし、ロジージオ(都心部車両乗り入れ規制)は両日とも解除されない見込み。この時間は企業や商店が休業となるため、昼食を家ですませてそのままテレビ観戦するとみられ、故に正午近くがラッシュとなる。
サンパウロ州内の銀行と公共機関は、十三日と二十二日の二日間は午前九時半から午後二時半までの営業時間となる。八強戦以降で正午の試合の場合は、サンパウロ市内は午前八時半から十一時半、さらに午後二時半から再開し午後四時まで。郊外(サンパウロ市以外)でも同様だが、閉店は午後三時半と三十分繰り上がる。