2006年6月9日(金)
歌舞伎と共に発展した日本の伝統音楽、長唄の公演『長唄音楽と舞踊の会』がブラジル各地と、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催される。
堅田喜久祐(太鼓)、望月響子(横笛)、杵屋勝幸恵(三味線)さんら国内外で活躍する演奏家に加え、日本舞踊立方、藤間豊生さんの十三人で構成される「長唄囃子の会」は八日に来伯、同日リオで公演を行っている。
演目には、長唄から「連獅子」「勧進帳」、日本舞踊から「都風流」「藤娘」などを予定。
サンパウロ公演では、囃子入りの正式な演奏形態で長唄が披露され、藤間流、花柳流の舞踊が華やかな世界を表現するほか、楽器紹介などの試みも用意されている。
なお、藤間流は舞踊学校の藤間芳之丞校長自身が舞台に立ち、ポルト・アレグレでも共演、長唄和の会はサンパウロ、モジ公演でも共演する。
なお、文協大講堂で実施される七歳から十四歳を対象にした長唄ワークショップは、十日午後四時半から。現在参加希望者を募集している。
楽器体験では三味線を用意、手拍子、唱歌などで邦楽のリズムや音律などに触れる。
詳しくは文協(電話=11・3208・1755)まで。
サンパウロ公演に限り、協力券十レアル(文協事務局、明石屋宝石店で販売)が必要。
【公演日程】
◆サンパウロ慈善公演=十一日午後三時(ブラジル日本文化協会大講堂)
◆ポルト・アレグレ公演=十五日午後八時(南リオ・グランデ・カトリック大学―日本文化研究所)
◆ブエノスアイレス(アルゼンチン)公演=十七日午後四時(亜日文化財団日本庭園)
◆モジ・ダス・クルーゼス公演=十八日午後八時(市立劇場)