リベルダーデでアパートの購入を検討している知人に付き添い、現在分譲中の仲介人事務所へ。
知人、間取りや値段を睨みつつ、大長考。担当者がしびれを切らしたころ、賑やかに入ってきた中国人らが購入を即決。「六部屋くれ」。シェッキをその場で切った。
世界の大都市に珍しくサンパウロはチャイナタウンがないが、リベルダーデはますますその感を強めつつある。
「日本人を追い出してやる」と嘯いた中国人がいるとかいないとか。
最近、リベルダーデに開店した手延べ式の麺と餃子の専門店に行った。後日行きつけの台湾料理屋の店主に言うと、「あんなのダメだ。北京出身の友人も酷評してた」と顔をしかめて見せた。
日系コロニア同様、中華社会に渦巻く潮流のしぶきを感じる今日この頃。知人はアパートを買うかどうか、まだ思案中である。 (剛)
06/06/09