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伯米大統領が電話会談=WTO交渉につき意見交換

2006年6月21日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】ルーラ大統領は十九日朝、ブッシュ米大統領と電話会談を二十分間行い、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)について意見を交換した。
 ブッシュ大統領は、今月二十九日にジュネーブで予定されている閣僚会合で同交渉に前進が見られない場合に限り、政治決着を図るため、ルーラ大統領が提案した主要国首脳会合の開催に賛成の考えを表明した。
 ブラジル政府筋によると、ルーラ大統領は閣僚会合での交渉決着に懐疑的で、交渉の行き詰まりへの懸念を示した。ドーハ・ラウンドの成功は時間との闘いに入っており、年内の最終合意実現のためには、各国が七月三十日までに農業、工業、サービスの各分野で最終提案を示すべきだと主張した。
 「ブラジルは(交渉に)貢献する準備ができている。他国が同様に対応するのであればだが」と、ルーラ大統領は、欧州連合(EU)と米国が協調するのであれば、自国の工業製品市場の開放でさらなる譲歩を示唆した。
 これに対しブッシュ大統領は、米国の交渉担当者は二十九日の閣僚会合に誠意をもって臨み、ドーハ・ラウンドの成功を望む米政府のメッセージを伝えるだろうと答えたが、農業補助金削減について踏み込んだ提案が行われるかどうかには触れなかった。

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