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大耳小耳

2006年6月21日(水)

 視覚障害者の社会自立に貢献してきた鬼木東洋医学校。同校副理事長の鬼木結子さんによれば、創立者の鬼木市次郎氏が両親の墓参のためペルーを訪れた際に、ブラジルの視覚障害者が職もなく家に閉じこもっている現状を知ったことが創立のきっかけだという。以来十五年余で同校を巣立った人は三百人。鬼木氏の蒔いた種は大きく実をつけている。
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 十八日に宮城県人会で開かれた七夕カラオケ大会。四人のミス七夕が選ばれたのだが、「四人とも日本語を話さないようでね」と、同県人会の関係者。「歌を聞く限りでは、流暢に日本語の歌詞を歌っているんだけどね」と、残念なような、少々複雑な様子。
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 イビラプエラ陸上ベテラーノ会の会報『壮脚の友』第六十九号に『日本語名前辞典』(JBC出版社)が紹介されている。日本語の名前八百十九種類をアルファベット、漢字、ひらがなで表記、それぞれの意味を説明したもの。著者は真藤典子さん(USP卒、アラビア語専攻)。典子さんは「日本語の名前の意味」に興味を持ったそうだ。十歳で両親に連れられて渡航した準二世。