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人喰いザメで遊泳禁止=禁止解除3カ月後に被害=ペルナンブッコ州

2006年6月23日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】映画「ジョーズ」でお馴染みとなった人喰いザメの出現で、ペルナンブッコ州オリンダ市のデル・シフレ海岸が遊泳およびサーフィン禁止となった。
 同海岸は波が高くサーフィンに向いているものの遊泳では人気スポットになっておらず、禁止でパニックに陥らないとみられている。禁止は二十七歳のサーファーが十九日、カナヅチサメに足を喰いちぎられて死亡したのが原因となっている。被害者は二五メートルの沖合、水深さ二メートルの場所でサメに遭遇し、襲われた後、出血多量で死亡した。
 同州の海岸では一九九二年以来、四十九人がサメに襲われ、このうち十八人が死亡している。オリンダ市とパウリスタ市の海岸では一九九五年から遊泳禁止措置が取られてきたが、十四年間サメが出現しなかったことで、オリンダ市では三カ月前に禁止を解除した。その矢先の被害だった。