2006年6月24日(土)
サンパウロ市東部タトゥアペ区の市立病院で二十二日、W杯ブラジル・日本戦を観戦するため、医師らが午後四時から診察を中止。患者の列は病院の外にまで伸び、待ち時間は数時間に及んだ。新聞記者が取材に駆けつけたが、事務職員らは二時に帰宅済みで、現場を撮影しようとしたカメラマンと当直の医師が揉み合いになった。
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パラナ州カタンドゥヴァ市で二十三日、最初の連邦刑務所が開設される。収容人数二〇八人、X線機器、指紋採取装置、金属探知機を備え、監視カメラ二〇〇台が二十四時間連邦警察に映像を送り続ける。サンパウロ州から服役中の犯罪組織幹部らが最高で六十人移送される見込み。
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二〇〇〇年八月から〇三年七月にかけてマドリッド近郊ポズエロ市で十九人の女性をレイプしたとして、ブラジル人に禁固三二六年、罰金七〇万ドルの有罪判決が下された。さらに男には強姦未遂二件、強盗八件、傷害五件の容疑がある。
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サンパウロ市で二十六日から少なくとも二カ月以上、移動式速度取締りレーダー四十台が契約切れで運用停止へ。昨年は罰金の二六%を担っていた。
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米政府は九・一一同時多発テロ以後、ブラジルも含めて世界の銀行口座を広範囲に検閲しているとニューヨーク・タイムスが報じた。特に米国人が関与する外国人の金融取引は厳しくチェックする。ブラジルの国境隣接地域からの違法送金は、積極的に開示する。米中央情報局(CIA)はテロ活動に関与疑惑のある預金者に限定というが、世界の地下銀行を機能的に管理し、毎日六兆ドルを動かすベルギーの信用組合のデータベースとリンクしている。