二十二日、文協で行なわれた観戦イベント「Copa no Bunkyo」は日本、ブラジルの両国を応援する人たちで会場は大賑わいだった。
用意された大スクリーンを真剣に見つめ日本の勝利を願う観戦者の中に、鉢巻やハッピ、日本のユニフォームを着た三世、四世の青年たちの姿を見つけた。
前半、日本選手の先制ゴールが決まり、サポーターたちの「ニッポン」コールと一緒に盛り上がる彼ら。しかし、ブラジルが点を決めても喜んでいる。
試合終了後は日本の敗退を残念に思いながらも、「次はブラジルの優勝に期待」といった意気込みのようなものも感じた。
どちらを応援していたのか問うと「わからない」という彼ら。
どうやら、どこでもアイデンティーの問題がつきまとうようだ。(来)
06/06/24