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東西南北

2006年6月29日(木)

 ロドリゲス農務相が二十八日に辞任を願い出たことを上院与党リーダーのジュカー上議が同日明らかにした。同相は妻の健康上の問題を辞任理由としたが、農業族議員らは政府に嫌気が差したため同相が辞任したとみている。後任は未発表。
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 サンパウロ州ジャボチカバル市で二十四日午後六時半ごろ、二十二歳の男が元妻の自宅で二歳の息子の頭を撃った後、近くの路上で自殺した。男児は二十六日に病院の集中治療室で死亡。離婚に不満だった男は以前から母子を殺害した後に自殺すると元妻を脅していたという。
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 サッカーW杯ブラジル対ガーナ戦が二十七日正午から午後二時頃まで行われたが、サンパウロ市内の主要道路は終日ガラガラ。午後六時の平均渋滞距離は五十四キロだが、同日はわずか四キロ。試合中に男女六人がパウリスタ大通りを全裸で歩き、路上で働く子供や汚職など試合以外の問題に目を向けてと訴えた。
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 違法でホームシアター用製品を輸入したとして、国税庁は五月二十四日以降、貿易会社大手コチア・トレーディングの法人登録を停止。
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 ブラジル地理統計院の国勢調査は、過去五十年の間に無宗教という人が〇・五%から七・四%に増加と発表した。しかし、信仰を捨てたわけではない。神の存在否定は〇・五%であるが、神そのものを否定したわけではなく宗教が定義する神を否定という。神観や宇宙観の違いらしい。宗教団体に属することと信仰とは次元が異なるは四一・四%。教理拒否が二九・四%。時間がないが二三・二%。宗教否定が一五・一%。無神論者も信じるところがあり、一種の宗教といえそうだ。