2006年6月29日(木)
井上祐見は小泉首相からメッセージをもらったことも。〇四年に首相が訪伯し移民のために涙したと聞き、「日系の子供たちが日本を学ぶための教科書や雑誌の移住各地への寄贈について」という手紙を首相官邸に持っていった。首相に渡され、その日のうちに補佐官を通して「移住して苦労された方々の為に六年も続けて各地を回り公演する歌手がいることに驚いた。今後もがんばってください。そして、くれぐれもよろしく伝えてください」と激励された。〇五年十一月の自民党立党五十周年記念式典にも招待され、主賓テーブルで水前寺清子や作曲家の平尾昌晃らと同席。百周年には『ソウ・ジャポネーザ』でぜひ紅白へ。
◎
ロベルト・ロドリゲス農務大臣が二十八日、辞任を申しでて大統領が承認したと伯字紙が報じた。三十日をもって解任される。中川昭一農水大臣の五月来伯を実現し、エタノールの対日輸出を進め、毎年の大臣相互訪問を決めたばかり。親日的な政治家として知られているだけに、コロニアからも「非常に残念」との声も聞こえる。辞任の理由は「妻の病気」とのことだが・・・。
◎
リオで今月開かれた「女たちの百年祭―キッチンからのアート展」と「青竹展」。六日のイナグラソンでは、リオ日伯商工会議所の協力で三千五百レアル分のカクテルを用意。参加したベテラン主婦の得意料理もたくさん並び、展覧会が食事会に変化?した。帰り際には来場者が「ごちそうさまでした」といって帰ったとか。これからも、リオに限らず、もっと女性の視点から百周年を語る動きが出てきてほしいもの。