2006年7月1日(土)
江差追分会ブラジル支部(石川諭支部長)は四日、ブラジル北海道交流センター)で「第十七回江差追分ブラジル大会」並びに「第六回道南口説節コンクール」を開催した。約二百人が出場。江差追分大会ではブラジル郷土民謡協会の高井勲さんが優勝し、日本で開かれる全国大会への出場を決めた。
当日は、ブラジルで唯一の尺八奏者団体、「小路流民謡尺八道」の伴奏とブラジル日本民謡協会、ブラジル郷土民謡協会、ブラジル日本民謡同志協会、ブラジル奥地支部民謡会のほか、クリチバ、マリリア、プ・プルデンテ、ベロ・オリゾンテ、オウリンニョスなど地方からの参加もあり、会場は大いに盛り上がった。
午前中に行われた「十七回江差追分ブラジル大会」で優勝したのは、ブラジル郷土民謡協会の高井勲さん(72)。高井さんはブラジル支部代表として、九月に北海道江差町で行われる「第四十四回江差追分全国大会」に出場する。
午後からは「第六回道南口説節コンクール」が行なわれ、プ・プルデンテ民謡協会の山本愛子さん(86)がグランプリに選ばれた。
大会を終え、「ここ数年は、奥地の方からも追分を熱心に習いたいという人が増えてきて嬉しいかぎり。もっと普及させていきたいものです」と意気込みを表す石川支部長。全国大会に出場する高井さんに「昨年江差まで行って指導を受けてきた高井さんに、ぜひがんばってきて頂きたい」とエールを送った。