2006年7月4日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】サンパウロ州軍警機動隊はサンパウロ州ペルイーベ市で二日、州都第一コマンド(PCC)メンバー十四人を犯罪組織結成の罪で逮捕した。
メンバーはいずれもリーダーや兵卒と呼ばれる襲撃の実行犯だった。中には五月の一連の襲撃事件で警官を殺害し、逮捕状が出されていたリーダーも含まれていた。
機動隊は同市でPCCメンバー七十人が集まり、今後の保安当局への襲撃を協議するとの情報を得て、同日早朝、六十六台の車と二十二台のオートバイに分乗した二三〇人を市内の入口に配置して非常線を張った。逮捕された十四人はこれにひっかかったもの。いずれも武器は所有していなかった。
逮捕された後、携帯電話に当局の動きを知らせる通報がPCC側からあったが、後の祭りだった。一味はサントス署で取調べを受けた後、PCC幹部が一堂に収容されているプレジデンテ・ヴェンセスラウ市の刑務所に移送された。PCCでは刑務所職員を殺害ターゲットにしており、この五日間で四人が犠牲となっている。