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青森で初の白寿者=畑井さんの長寿を祝う=青森県人会

2006年7月5日(水)

 二十五日に文協で開かれた白寿者表彰を受けた畑井健治さんの祝賀会が、同日、青森県人会で開かれた。同県人会から白寿者が選ばれたのは畑井さんが初めて。親戚や県人会友人関係者が集い、盛大に祝った。
 会では県人会から記念品を贈呈。清藤イナ県人会長は「私たち二、三世を支えてくれている人たちから白寿者が出ることは本当に嬉しいこと。感謝の気持ちで一杯です」とあいさつした。
 畑井さんは涙ぐみながら「特別に県人会が用意してくれ、古い友達も集まってくれて、ありがた過ぎてどうしたらいいかわかりません。とにかく百五十歳まで頑張ります」と感想を述べた。
 現在九八歳の畑井さん。今年十二月で白寿になる。健康の秘訣は「朝五時半に起きてするゲートボール。頭を使って体を動かすこと」だという。
 会場ではミナス州ベロオリゾンテ市在住の江田グスターヴォさん(20)が津軽三味線を披露。演奏を聞いた畑井さんは「これでまた寿命が十年延びました」と一言、会場から笑いが沸き起こった。
 またこの日は、役員に二、三世が増えてきた県人会活動を一世がサポートすることを目的とした「津軽寿会」も発足。県人会の鳴海忠夫さんが代表についた。
 同会では二、三カ月に一度の会合を開くことを予定している。

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