2006年7月6日(木)
演歌歌手・井上祐見さんの慈善チャリティーショーが二日、アチバイア市のセントロ・デ・コンベンションで開催された。公演当日は、あいにくの雨模様。来場者数が心配されながらも会場に用意された四百席は満員の盛況ぶりだった。
同公演は、アチバイア日伯文化体育協会(辻修平会長)が主催、アチバイア市役所後援、ダイドー商事(園田昭憲社長)援助、ニッケイ新聞社協力で行われた。
当日は、昨年の第二回全伯太鼓選手権大会で優勝した「アチバイア川筋清流太鼓」で幕開け。辻会長とジョゼ・ロベルト・トリコリ市長が祐見さんに対して歓迎のあいさつをした。
祐見さんは、「昨日の(サッカーW杯の)敗戦ムードを吹っ飛ばすために力いっぱい歌います」と来場者を元気づけるあいさつをした後、公演。
二部構成で行われた同公演。第一部では祐見さんが観客席を歩きながら、「望郷じょんがら」、「青春譜」、「まつり」などを披露した。第二部では自分でオルゴールを回しながら「あなたに逢えてよかった」、「Sou Japonesa」などを熱唱した。
二時間半にわたり全二十曲を歌い上げた祐見さんは会場の来場者に「移民百周年には、是非またお会いしましょう」と述べ、幕が降りた。
公演後、ロビーは、祐見さんにサインや写真を求める人たちで溢れた。
会場では、同公演で上がった純利益で購入された五十の毛布を、フンド・ソリエダーデ慈善団体(ジョゼ・ロベルト・トリコリ会長)へ寄贈。辻会長は「困っている人々がこれからの寒い冬の夜を温かく通してほしい」と述べた。
◎
南米ツアー中の祐見さん。本日六日七時半からは、リベルダーデ区の宮城県人会大サロン(ファグンデス街152)で希望の家支援チャリティーショーが催される。入場無料。駐車場あり。
問い合わせは宮城県人会(11・3209・3265)まで。