2006年7月7日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】大統領選挙運動が正式に解禁となる前日の五日、候補者七人は選挙高裁(TSE)に選挙費用の見積もりを報告した。
再選を目指す現職大統領のルーラ氏(労働者党=PT)が八九〇〇万レアルと最も高く、前サンパウロ州知事で有力対立候補とされるアウキミン氏(ブラジル民主社会党=PSDB)が八五〇〇万レアルとすぐ後に続いた。以下、ビヴァール氏(自由社会党=PSL)六〇〇〇万レアル、エイマエル氏(キリスト教民主党=PSDC)とブアルケ氏(民主労働党=PDT)それぞれ二〇〇〇万レアル、エレーナ氏(自由社会党=PSOL)五〇〇万レアル、ピメンタ氏(労働者支援党=PCO)一〇万レアル。
七人の合計は二億七九一〇万レアルで、前回(二〇〇二年)大統領選挙の候補者の合計一億三三六五万レアルと比べると一〇九%の増加。前回ルーラ氏は四八〇〇万レアル、ピメンタ氏は二〇万レアル。ピメンタ氏は今回の見積もり額が前回に比べ半分に減った。
今回の報告を受けた候補者は、見積もり額の低い候補者ほど不平をあらわにした。「突出した二人(ルーラ氏とアウキミン氏)の費用は金の力の乱用」とエレーナ氏は攻撃、「選挙費用をもっと下げ、公的資金でまかなうようにすべき。みんな平等に」とブアルケ氏はコメントした。