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コラム オーリャ!

 農拓協が日系農協の実態調査を七月中旬から、三カ月をかけ、実施する。JATAKの委託を受けてのもので、現在六三あるという各農協と周辺農家の現状報告が期待される。
 昨年三月に農拓協がまとめた日系農業に関する調査結果では、全伯約五万四千の日系人が農業に従事しているという。
 しかし、これは電話やメールなどによる問い合わせによるもの。実際に調査員が現地を訪れる今回、その精度は自然と高まるだろう。
 調査結果は、アグリビジネスが狙いの「二カ国間農業連携促進事業」の案件を固めるベースとなり、対日輸出を視野に入れた新事業が五カ年計画で展開される。
 それらの可能性を探るのが今回の調査の大きな目的でもある。関係者の声が鍵だ。
 農業から始まった日本移民の歴史が百周年を迎える今、日本とブラジルを繋ぐ絶好の機会といえるだろう。   (剛)

06/07/07