2006年7月12日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十一日】裏金疑惑や救急車汚職にもかかわらず、下院議員五一三人のうち四九七人が十月に実施される総選挙に出馬する予定であることが、フォーリャ紙の調査で明らかとなった。
四九七人のうち、四五四人は下院議員、十八人は上院議員、十一人は州知事、六人は副知事、八人は州議員選挙に立候補する予定。再選を目指す四五四人は全体の八八・五%を占めるが、これは一九九四年以降、最も高い割合となった。
上院では、議員八十一人のうち二十七人が来年に任期満了を迎えるが、半数を超える四十六人が十月総選挙に出馬する。うち再選を狙うのは十三人、州知事十九人、副知事三人、下院議員四人、州議員三人、エレーナ上議とブアルケ上議は大統領、ジョルジ上議とペレス上議は副大統領のイスを争う。
再選を目指す下院議員が多い中、議会補佐調整部(Diap)は現職候補者の半数以上が落選し、新人候補者に取って代わると予想している。同部のケイロス調査官は、告発攻勢で議会のイメージが地に落ち、新人候補が議席の六二%を占めた一九九〇年の選挙と、今年の選挙は状況が似ていると分析した。ダッタフォーリャが五月二十八日に実施した調査によると、有権者の四二%が議会について「悪い」または「最悪」と評価している。