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刑務官の息子を誤殺=デカセギに行く計画も

2006年7月12日(水)

 サンパウロ州で連日、刑務官が殺害される事件が続発する中、十一日早朝、サンパウロ市南部でコニシ・ドウグラスさん(23)がPCC(州都第一コマンド)によって射殺された。これを報じた同日のグローボ・オンラインは「父親が刑務官であるため間違って殺害された」と伝えた。甥も刑務官だった。
 午前六時過ぎ、妻と共に家を出てバスに乗ろうと路上を歩いているところを、近づいてきた車の後部座席から降りてきた男にいきなり撃たれた。続いて運転手も降りて狙撃に加わり、コニシさんの足、背中、頭にあたった。すぐに病院に運ばれたが死亡した。妻は無事だった。
 コニシさんの父はジアデマの刑務所で、甥はマウアで勤務している。
 コニシさんはサッカー選手として活躍した経歴を持つ。日本へデカセギに行く計画があったと家族は語っている。