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唯一伯移住経験もつ国会議員=後藤博子参議3度目の来伯

2006年7月13日(木)

 国会で唯一ブラジルへの移住経験を持つ、後藤博子参議院議員(大分県選出、日伯議員連盟事務局次長)が、日系社会視察のため十四日から二十一日、八日間の予定で来伯する。
 三回目となる今回の来伯では、十五日に県連第九回フェスティバル・ジャポン開会式に出席。今年日本人移住七十周年を迎えるパラグアイも訪れ、十六日にはイグアス移住地、その後アスンシオンも訪問する。
 同議員は一九八二年、工業移住者として技術者の夫君とともにマナウスへ家族で移住。マナウス日伯文化協会の日本語学校で日系二、三世に日本語、日本文化を教え、八五年に帰国した経験を持つ。今回の滞在でも同地に足を運ぶ予定だ。
 〇一年に参議院議員当選。〇三年の戦後移民五十周年記念式典の際に日伯議員連盟を代表して来伯、唯一の国会議員として式典に出席した。
 〇四年には参議院ODA調査第三班の団員としてブラジルを訪れている。教育、移住の問題に深い関心を持ち、同年、県費留学生OBの署名を持って政府と交渉を行った。
 今年三月にはアマード駐日大使とともに群馬県大泉町を訪れ、日系子弟の教育事情を視察。外国人労働問題にも積極的に取り組んでいる。