若い世代の失業が急増=サンパウロ州=18から24歳で深刻=苦学生にもなれず学業放棄=高学歴者も就職難
2006年7月14日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】サンパウロ州で若い世代の失業が急増して社会問題になっている。労組間社会経済調査・統計所(DIEESE)の発表によると、十八歳から二十四歳までの世代の失業は、その上の層の二十五歳から三十九歳までの倍以上となっている。家計の手助けはもとより学費も捻出できないため学業を放棄する破目になり、低学歴ということで希望する職につけないという悪循環となっている、一昔前は苦学生が多かったが、現在は家族収入が増えたのか、十五歳から十七歳の世代の就職率も四二・五%と半数を割っている。失業が原因で非行に走ることが危惧されている。
サンパウロ州の失業率は平均一七%にもかかわらず、十八歳から二十四歳までの世代の失業率は二七・二%となり、平均より一〇%も高い。また上の層の二十五歳から三十九歳までは一三・四%で、それと比較すると倍以上になっている。
このほかの年代では十歳から十四歳までが四〇・五%、十五歳から十七歳までが五七・五%で、少年時代から仕事について家計の足しにしたり、学費を稼いだりして苦労をした昔の人にすればうらやましい程の少年時代となっており、時代の変化を感じるはずだ。四十歳から五十九歳までは最低の一〇%だった。
しかし、年齢別職業分布では、若い世代とその上の層はほぼ同数となっている。十八歳から二十四歳までの占める割合は八三・三%で、二十五歳から三十九歳は八四・四%となっている、この現象は若い世代の人口が増えているにもかかわらず職(求人)が追いつかないことを示している。十五歳から十七歳までは四二・七%、四十歳から五十九歳は七一・三%、六十歳以上は二〇・一%だった。
若者の失業はサンパウロ州に限らず全国的な傾向になってきている。七都市の八千人を対象に調査したところ、ブラジリア市では十五歳から二十四歳までの世代の六〇・七%が職にありつけないという驚くべき数字となった。これまで低学年歴が失業の原因だったが、大学卒などの高学歴にも失業は広がっている。