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交流会、春秋会と白寿会=勉強しながら楽しむ

2006年7月15日付け

 【レジストロ】サント・アンドレー白寿会(老人クラブ、古賀正倫会長)の一行四十六人が、去る六月二十七日、レジストロを訪問、当地の老人クラブ「春秋会」(小野一生会長)員と交流、親睦の実をあげた。
 一行は、サントス回りで、レジストロの橋を渡った地点で春秋会の役員らの出迎えを受けた。レジストロ入植八十周年を記念して建立された大鳥居やリベイラ川水難犠牲者追悼碑を訪問したあと、移民資料館を見学した。陳列されている古い農機具、写真、日用品などに見入って、昔を懐かしんでいた。
 五九年、二十五歳のときにレジストロからサント・アンドレーに移転した深沢守さんは、野球チームの古い写真を見ながら「わたしもやっていました。しかし、多くの仲間たちは亡くなりました」と寂しそうにほほ笑んでいた。ほかに、六十年振りに当地を訪れた人もいた。
 古賀白寿会会長は、会長に就任してから一年になる。同会初の二世会長だという。古賀さんは、サンパウロの老ク連の会合で小野春秋会会長と会い、当地訪問の誘いを受けた。当初六、七人の予定だったが、会員にたずねてみたら、行きたいという人が増え、またたく間にバスは満杯となった。
 一行は、資料館訪問のあと、善本ゴザ工場を見て文協会館にはいり、春秋会婦人部が心をこめてつくった昼食をとった。午後は交流会。互いに会の運営の仕方や年中行事を語り合い、歌や踊りで親睦を深めた。白寿会側の舞踊を最後に閉会、一行はレジストロ名物のもち米、紅茶、小豆を買い求め、午後三時半、サ・アンドレー向け出発した。(金子国栄さん通信)