ニッケイ新聞 2006年7月22日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】選挙高裁(TSE)は二十日、十八日までに提出された十月総選挙立候補届けに基づいて計算した結果、候補者一万八〇〇〇人の選挙費用総額が一九七億九〇〇〇万レアルに上ったと発表した。
この金額は最低賃金の五六五四万倍、一〇〇レアルの生活必需品バスケットを全国民(一億八六〇〇万人)に配っても余る数字。政治改革をめぐり議論された、選挙費用の公費負担約一〇億レアルのほぼ二十倍に相当する。メーロ長官も驚きを隠さなかった。
内訳をみると、大統領候補八人の総計が二億七九一〇万レアル、州知事(連邦直轄区を含む)候補が九億四二五五万レアル、連邦下院議員候補六九億六〇〇〇万レアル、同上院議員候補四億三四五一万六〇〇〇レアル、州議員選候補一〇七億一〇〇〇万レアル、連邦直轄区議員候補四億五五九三万レアル。
州別では、サンパウロ州が四七億六八五四万レアルでトップ。続いてリオデジャネイロ州(二七億七六万レアル)、アマゾナス州(十二億二六七七万レアル)。最も少ないのはアクレ州の七〇四一万レアルだった。