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東西南北

2006年7月26日付け

 レバノンを脱出した一三九人のブラジル人と外国人九人を乗せたブラジル空軍機が二十四日、サンパウロ市などに到着した。今回は二便目。同日、ブラジル人三〇九人がレバノンからシリアに向かった。
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 サン・ベルナルド・ド・カンポ市で二十三日午後、たこ揚げをしていた十八歳の少年が、レストランの警備員に銃で撃たれ死亡した。レストランの駐車場に落ちたたこを取りに行った少年は、拾った非番の警備員が息子にやると返さなかったため、石を投げつけて逃げたが、怒った警備員に追いかけられ二発撃たれた。警備員はそのまま姿をくらませた。
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 バイクに乗った自動車強盗が、被害者の自動車にひかれて死亡する事件が二十四日朝、サントス市ポンペイア区で発生。信号で停車した自動車からナップサックを盗もうとした男女二人組の強盗だったが、運転者にサックを押さえられ逃げようとしたが、自動車と街灯にはさまれて男が死亡、女は片足を切断する重傷を負った。運転者は殺人容疑で取り調べを受けている。
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 サンパウロ市レボウサス大通りに設けられたバイク優先車線だが、通行する自動車、バイクとも完全無視。二十四日だけでも二件のバイク事故が発生。
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 Sebraeは調査の結果、アングラ企業の経営者は六〇%が女性、六五%が小卒、八五%が個人経営、七八%は使用人ナシと発表した。ブラジルの税法では年間利益が六万レアル以下の場合、企業として採算が取れないからアングラで営業するしかないとされる。月間利益が五〇〇〇レアル以下の商店は、骨折り損のくたびれ儲けという。国会は今、個人企業法とアングラ税法を草案中。