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今年上半期に財政黒字減少=対GDP比3・6%に=福祉と人件費支出が大幅増

2006年7月27日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】今年一月から六月までの上半期で連邦政府の支出が昨年同期比で一四%増加したため、経常財政黒字が国内総生産(GDP)対比三・六%に落ち込んだ。
 原因は支出が税収などの収入を上回ったためで、国庫庁は選挙の年に当たり政府の大盤振舞いを含む一時的なもので、年末までこれで推移するとは思えないとの見方をしている。しかし、事態が改善されない場合は、経費削減もあり得るとの認識を示している。
 国庫庁の発表によると、支出の一四%増しに対し、収入が一一%増しと下回ったため、財政黒字GDP対比は昨年の四・一八%から今年は三・八七%へと落ち込んだ。この収支はプライマリー黒字と呼ばれ、債務の利子支払いに当てられる。今年の黒字の政府目標が四・二五%なことから、このまま推移すると目標達成は困難となる。
 今年上半期の国庫支出は一〇二〇億レアルとなり、昨年同期の八九四億レアルを一二六億レアル上回る一四・一%増となった。この間のGDP成長はおよそ七・八%で、これを大きく上回ったことが黒字減少につながった。
 支出で最も比重が大きかったのが福祉部門で七四二億レアルだった。昨年度は六五一億レアルだったことから一三・九%の上昇となった。人件費も大幅に上昇した。公務費(年金も含め)は昨年対比五〇億レアル、高級官吏および軍隊は二七億レアルの上昇だった。司法関係は二三億レアルの増加となった。
 このほか年内に、六月末に大統領暫定法で承認された公務員昇給の一六億レアルの支出増がある。六月度は中央政府が五九億レアルのプライマリー黒字となったものの、社会福祉省が三二億レアル、中銀が七億三一〇〇レアルの赤字となった。

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