一緒に海を渡った同船者と語り合えれば――。
一九五六年十月にサントス港に到着した「あふりか丸」の同船者会を開きたいとアチバイアの辻修平さん、弘田智康さんが二十五日来社、関係者へ連絡を呼びかけている。
あふりか丸は約八百人の移民を乗せ、五六年八月三十日に神戸を出港、ドミニカを経由、十月二十一日にサントスに到着している。
十四歳で移住した辻さんは、「赤道祭や運動会が懐かしい。狭い船中で何十日間も一緒だった仲間は元気だろうか」と久闊を叙したい考えだ。
今まであふりか丸の同船者会が開かれたことはなく、今回実現すれば半世紀ぶりの再会となる。
ドミニカで下船した弘田さんは、「何人かは知っているけど、みんなで集まったことはない。この機会に是非連絡もらえれば」と話している。
今年十月末をめどに開催を予定しているという。
連絡先は、辻修平(11・4411・3900/4412・2264/shuheitsuji@hotmail.com)、弘田智康(11・4412・8971)、栗原恵考(11・4416・1362)、辻耕平(11・4412・4537)以上アチバイア、辻正男(11・4032・6955=ブ・パウリスタ)まで。
半世紀ぶりに会いましょう=56年のあふりか丸=同船者に呼びかけ
2006年7月27日付け