【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】サンパウロ市では十六日間も雨にお目にかからないことから真夏並みの暑さが続き、異常乾燥で呼吸器疾患の人は夜も満足に寝られない状態が続いている。
しかし気象庁によると、週末までには低気圧が北上し、気候が一変すると予報している。これにより雨が降るとみられるが、苦しんでいる人はあとしばらくの辛抱となる。予報では寒波の襲来で気温は一〇度ぐらい下がり、また冬に逆戻りするという。
二十五日のサンパウロ市内の湿度は世界保健機関(WHO)が定める注意報の水準に達した。最低は南部カペラ・ド・ソコーロ区で一七%、そのほかペルー区(一九%)、ヴィラ・プルデンテ(一九%)、コンソラソン(二〇%)、パレリェイロス(二一%)、サン・マテウス(二一%)となり、前日までの三〇%から一挙に低下、異常乾燥注意となった。
市衛生局では、水分を十分取ること、青果類を食すること、過激な運動を避けることなどを呼びかけている。
サンパウロ州奥地でも、サンジョゼ・リオ・プレットで湿度が一四%、リベイロン・プレット(一五%)、バウルー(二一%)、バーレ・ド・パライバ(二〇%)となった。
ピリトゥーバでは山火事が発生したため、砂糖キビ生産地では業者に野焼きを停止するよう要請している。
真夏並みの暑さ続く=16日間雨もなく異常乾燥=サンパウロ市
2006年7月28日付け