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今、健康食品がブーム=80億レアルの巨大産業
2006年7月28日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】食品業界はこれまでのダイエット食やライト製品の低カロリー品から、体内の機能を活発にする健康食品のブームとなっている。
代表的なのがビタミン入りジュース、植物繊維入りヨーグルト、コレステロールを抑制するバターなどだ。業界によると、やせる効果に加え容姿を美しくすることから、とくに若い世代に爆発的人気を博しており、今年の目玉商品になると見込まれている。この分野だけで今年は三〇%の成長となり、ほかの経済分野の七倍に相当するという。
これによりダイエット製品を含めた健康食品は八〇億レアルの大規模産業になる。健康食品は一九六〇年代から取り沙汰されてきたが、二〇〇〇年になって一気に世間の注目を浴びた。
世界中には一一〇〇種類の食品があり、ブラジルではごく一部しか出回っていない。大手のネスレは昨年のヨーグルトの需要が二七%増となったのを受けて、〃健康の王様〃といわれるこの分野の開発強化の方針を打ち出した。