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3日間で3530人分集める=静岡県人会の署名活動=日本祭

2006年7月28日付け

 県連主催のフェスチバル・ド・ジャポン(日本祭り)で静岡県人会(鈴木静馬会長)は、犯罪人引き渡し条約の締結と代理処罰制度の確立を求める署名活動を行い、三日間で約三千五百三十人分を集めた。協力を呼びかけた県人会関係者も賛同の多さに驚くほどだった。
 県人会からは理事ら五人が三日間常駐し、来場者に署名協力を呼びかけた。十六日に七百七十人分、二十二日に千三百二十人分、二十三日には千四百四十人分が集まった。
 鈴木幸男事務局長によれば、二十三日には七十枚の署名用紙を持っていったが午後四時頃には終わってしまった。「もっと持っていけばさらに集まった」という。「半分以上は非日系人でした。こんなに集まるとは思っていなかった」と反応の多さに驚く。
 署名協力者には、淹れたての静岡茶がふるまわれ、日本祭りらしく郷土の味もアピールされた。
 二十七日付け静岡新聞にも「ブラジルにも賛同の輪」との見出しで大きく報じるなど母県でも反響を呼んだ。
 同記事の中で、この署名活動をはじめた被害者の一人、山岡理恵さん=湖西市在住=は「日本だけでなく、ブラジルにも署名活動が広がってうれしい。日本、ブラジル政府に働きかけるため、ブラジル人の署名は不可欠だが、自分たちではあまり集められないので、大変ありがたい」と感謝した。
 当日は、NHKサンパウロ支局も署名活動の様子を取材した。
 同県人会では、前回の県連代表者会議で各県人会に協力を呼びかけており、八月三日の代表者会議ではそれが集計される予定になっている。県人会関係者によれば、すでに数百人分を個人で集めた賛同者も出ている。