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EXPO・イグアスーが招く=移住地45周年=みなぎる活気

2006年7月29日付け

 今年、入植四十五周年を迎えたパラグァイのイグアスー移住地では、八月二十四日に始まる日程四日間のEXPO Yguazu 2006の準備に活気がみなぎっている。
 さきごろサンパウロで開催された日本祭りと同じように、このエキスポは今年で開催回数が九回目を迎え、恒例行事として定着している。写真のような横断幕がブラジルとの国境の町、エステと首都アスンシオンを結ぶ国際道路の両側にもひるがえり、雰囲気を盛り上げている。マスコットはSojita(スペイン語発音ソヒタ)、帽子をかぶった元気な〃大豆クン〃だ。名実共に大豆の里・イグアスーを象徴している。
 住民同士の融和を促す目的で企画されたこの行事は、市役所、日本人会、農協、学校教員グループ、警察協力委員会、CETAPAR(国際協力機構パラグァイ農業総合試験場)などの代表で構成されるEXPO開催委員会が運営母体となっている。
 今年の委員長をつとめるのは福井一朗イグアスー日本人会会長。「今年は入植四十五周年のため、例年以上に諸準備に熱が入っています。毎年好評の日本食を増やす工夫もなされています。国内だけでなく、外国からの多くの来訪者も期待しています。これを機会に、自然がいっぱいのYguazuを楽しんでください」と積極的だ。
 入場は無料、会場は中央公園とその周辺だ。移住地での宿泊にはイグアスー・ホテルと福岡旅館がある。たとえば、サンパウロでアスンシオン行きの定期バスに乗ると、エステ市までの料金でイグアスー移住地(国境から四十一キロ地点)で下車することができる。乗り換えの不便さもない。国境での出入国手続きも容易だ。
 移住地中心部から車で十数分の所に国際空港があり、空の便が移住地とサンパウロやブエノス・アイレスなどを結んでいる。EXPO Yguazu会場の目印は中央公園に建つ大鳥居(写真)だ。問い合わせは、イグアスー日本人会・電話+595-632-20243・ファクス+595-632-20468・電子メールnikkaiygpy@foznet.com.br/nikkaiygpy@hotmail.com