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紫外線警告ビキニ開発=皮膚ガン予防で注目集める
2006年8月4日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】皮膚ガンの最大の原因は、太陽熱に含まれる紫外線(UV)だが、海水浴やプールなどで紫外線を限度以上に浴びた状態をセンサーして警告を発するビキニが開発された。
開発したのはカナダのソールストロン社で、世界で皮膚ガンの発生が最も多いオーストラリアと南アの市場を狙い八月から発売される。ブラジルでは今年末までに五万八〇〇〇件の発病が予想されていることから、予防ビキニが注目されるとみている。アメリカでは年間一〇〇万人が皮膚ガンに冒されている。
ビキニは二つのタイプがあり、紫外線のとりすぎで一つは警報を発するのと、もう一つはビキニに取り付けたプラスチック製のセンサーの色が変わるというもの。紫外線の尺度は三から五までが理想とされ、八から一〇の高度および一一以上の超高度が危険状態となる。センサーは八以上になると警告を発したり、プラスチックの色が変化する仕組みになっている。これにより日陰に移ることを余儀なくされる。